同人音楽感想雑記

同人音楽の感想をメインになにかを書き捨てていきます。雑食。

せっかくの長期連休だからというわけではないものの、いつもよりは快調に聴き進められている状況です。仕事に戻れる気がしないのがちょっとアレですが、とりあえず今のところは最高の気持ち。

w-m『リバーシブル』(ミニ『リバーシブル』ROCK版)
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 今回はあまり理由という理由なく、いつもより意識的に男性ボーカルものを手に取るようにしました。こちらはその中の一枚。w-mさんは所謂同人サークルさんではないシンガーソングライターさん。この「リバーシブル」も発売はM3合わせではなくて、タワレコとかでも発売がされているものなのですが、今回のM3では会場限定でアルバムから一部を切り出した「ROCK版」と「POP版」を用意されていて、試聴した感じROCK寄りの曲にピンと来たので、今回は「ROCK版」を手にとった次第ですが、これはちょっと予想以上…。

 概観としては無骨で真っ直ぐ、荒々しいボーカルが印象的。チバユウスケさんが好きなので、自分的にこれは結構刺さりましたね。正直予想以上の格好よさ。この「ROCK版」にピックアップされているのは「喪服を着て死んだ男」「逆さまの街」「光は暴落」の3曲ですが、中でも「喪服を着て死んだ男」は特にその感が強いし完全にキラーチューンでした。2:40ぐらいからの間奏部の荒ぶり方が最高すぎる。猪突猛進というか、前のめりな感覚に聴いていて凄く掻き立てられるものがある。ダウナーなんだけど暗くないというか…追い詰められたような、悲しさを吐き出すような…うう、表現が難しい。入手してらっしゃる方がどれだけいるか分からないですが、過去のM3で例えるならsyabagakidsさんの「Ice Cream」が好きな人とかは絶対合うと思うです。

Lilfy『Montlose
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 疾走ピアノロック――! Lilfyさんの幻想音楽祭で発表された準新譜です。Composerはピアノ曲に定評のある、Metomateのめとさん。めとさんのファンはこれは逃がしてはいけないと思います。足がけ2分足らずの短い曲が1曲入ったDLカードではありますが、疾走しまくりでドラマチックさが充溢していて素晴らしい。むしろそれが濃縮されて詰め込まれているので気持ちいい以外の感想ないですこれ。 

■Laralastudio『demo音源集001

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 前日の遅くまで情報が出てこなくても油断が出来ないのがLaralastudioさんなんだよなぁ…。さて、今回は初?のDEMO音源集でした。デモ系だと無配ってのが多いかなぁって印象の界隈の中で、あくまで価格が付いていたので、どんなもんかなと思いながら手にとりましたが(上でリンクを張っているサンクラの試聴が上がっていたことは後から気付いた。)、結構盛りだくさんで大満足。過去曲からは「PUZZLE by Improvisation Life」と「Parade of desperado by 留守番電話」の仮歌の入ったデモ版。未発表の「飛行船」は未完成版と2015年初期作曲時のデモの2種類、「恋する世界はあいまいだ by Improvisation Life」のoff vocalデモである「恋する世界はDEMOなんだ」の全五曲が収録。過去発表曲系はこれがあの完成版に繋がるのか…と思いが馳せられるのでファンアイテム的には是非手に入れて欲しいですねとは思うものの、今後入手する機会があるものなのかは正直謎です。

 さて、敢えて言及すべきは「飛行船」ですかね。Laralastudioさんらしい、届けたいんだろうなぁっていうフレーズが頭にこびり付くようなキャッチーさ。スッと気持ちよく言葉が入ってきます。曲調は聴いていてまさにタイトルを髣髴とさせるゆったりとした、伸びやかな一曲。しかしこれでもデモかぁ…。なんと言うか、曲として正式発表された後、アコースティックVerですとか言われても違和感がないんじゃないのっていう。あと、西風Sさんは勿論上手いしこの曲にも合ってるとは思うんだけど、曲自体がのんびりとした曲なので、竹之内さん自身が仮歌を当てている2015年版は好きですね。竹ノ内さんの優しい歌声が好きなのですが、この曲には特に合っていると思います。それはそれとして完成版、とても楽しみ。

■sakuraCafe『umbrella
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 inktransさんが必ず曲提供をされているサークルさんとして個人的にアツいsakuraCafeさんの三作目。今作は2曲中2曲とも作詞・作曲をinktransさんが手がけられていて、基本的には作曲者軸で作品を見がちな自分としては、実質inktransさんじゃんと試聴段階でかなり注目の一枚でした。

 聴いてみてもやはり、自分が愛するコロコロとした可愛らしいリズム感が最高に心地よい名盤。ただ、本作は雨の情景がテーマとなっているらしく一抹の寂しさがあります。白昼夢みたいな非現実的な儚さ。顕著なのは2曲目の「揺れる、揺れる」かな。ピアノの音色が切なくて、物悲しくて、でも陰鬱さがないのは陽桜里さんの柔らかな歌声によるものでしょうか。落ち着くようで、掻き毟られるようで。


  • 試聴が、思うように出来ていない。このままでは、かつてなく規定路線で当然に目に入るものだけを仕入れるイベントになってしまう。まぁ勿論、それだけで十分な量感だろうし、欲しいものを手に入れてるんだからよい買い物ではあるのだけど、自分にとって普段の趣味・守備範囲外にありそうなお宝の深堀なしに、M3に参加したとは言えないのだ…。と、改めてこの状況に置かれて認識しなおしました。頑張る。
  • 桃箱さんが活動辞められていて驚いた。ニコ動時代からって思うと、なかなか…。
  • ワタシはアルファベットの「K」辺りから新規探索と言う概念を捨て去った男。
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今回はカタログを買いに行くのが遅くなってしまい、割と戦々恐々となってたけど無事ゲットできてよかった。以前、前売りで買えなくて当日手に入れなきゃいけなかった回があって、その時は並ぶ列もかなーり後ろになってしまったので。

さて、新元号も発表されまして、恐ろしい速度で発表されたゴールデンボンバーの「令和」がかなり好みだったのもあって幸先がいいなぁと喜んでいたところに、横合いからハンマーでぶん殴られるかのようなwowakaさんのご訃報…。ニコ動民だった自分が聞いていなかったわけもなく、また、ヒトリエとしてのデビュー直前か直後にM3でデモCDを買ったなぁと色々思い出してしまいました。デモCDを手に入れた時点では実はwowakaさんが中の人だったこと知らなかったんですよね実は。はぁ、しかし本当に早すぎるとしか…。ありがとうしかない。

さて以下、いつものまとめです。全作品十分に聞ききれているかというとそうではない前提で、今半期の自分の体調や精神状態、げんじつちほーでのリソース負荷その他諸々を踏まえて今時点での状況となります(そもそもどの作品も欲しいものを手に入れてるわけなので)。これ買ってるやつがこれも買ってるんだなぁぐらいの感じでどうぞ。

[memo]
  • somunia さんの「Connected World」、今作は作曲でがおがおさん関わってないしなぁとか思ってたんだけど、大満足。この可愛らしさと儚さが同居する感じがたまらんのだよね。3曲ともそれぞれcomposerさんが異なるのだけど、どれも“らしさ”がある。前も書いた気がするけど、これはやはりsomuniaさんご本人が詞を書いてるってのがあるような気がする。
  • 続いてもボーカルはsomuniaさん笑 Twitter見てたら実生活がかなりエグってそうだったので新譜を期待してなかったらまさかの直前発表されたがおがおさんベスト「がおがおみゅーじっく」、そして天の恵みでしかないsomuniaさん全歌唱。Connected Worldに比べると可愛らしさの割合が高い。なんにせよがおがおさんの曲が大好きなので本当に嬉しかった。
  • SNOW SMILEさん関連2枚はM3では他にほぼないぐらいのHIPHOP。パッション的にはegavvoさんが好きで、フロウとかのノリはshirayukiさんがめちゃ格好良くてと、バランスいい気はする。egavvoさんはかつてMr.Smileを名乗られていた時期の歯に着せぬ物言いと毒のあるバトルがとにかくクールで好きになったのだけど、思ったことや考えていることをリリックに落とす時にもその等身大さとか率直さが出ているところが素敵なのだなと「Purple Sky」で感じた。
  • 鈴葉屋さんの「Salon de Bard」は、各楽曲楽器を一つに絞ったシンプルさゆえに、鈴葉ユミさんの構築するコーラスワークの美しさが際立つ。多彩な方なので勿論それだけじゃないんだけど、「夢はささめく風に舞いて」で初めて作品を手に取ったことを思い出して、そうそう、これがコアだよね!ってなった。
  • 拙者、全力でアホやってるモノを愛する侍。故あってお勧めいたす っ「ひまさーCD その2」。そういった観点では、今回は「Axion」も素晴らしかったよね…。
  • PHANTOM LILY「SLEEP HOUSE」の音と声に付いて纏う、圧倒的な“夜”感を多くの人に体感して欲しい。自分的には、日中とか日常で日々聞くような聴き方にはならないものの、一所にガツンと刺さる飛び道具的な存在。
  • 音楽(きみ)が生まれた日」と読ませるセンスがとても好みです。全体的に温かみのある作品集。活動10周年の記念作品として、この聴いてて優しい気持ちが得られる良曲が詰め込まれたことをとても喜ばしく感じます。中でも、こういう柔らかい雰囲気に(自分の中で)定評のあるNAKIさんが歌唱されている2・4・5曲目の威力はすごい。
  • kiessel bachさんの「Cream Sour」は、M3というよりもYoutubeでバッチリMVついて凄い回数再生されているアーティスト群に少し近いものを感じる。(今回出展作だと、nao"さんの「17」もそんな感じ)そんな雰囲気のいけてるポップさ。表題作の盛り上がりポイントでカットインしてくるmaroさんの男声ボーカルがエモい。これが1stということなのでこの先が大変気になります。
  • Fyrri Lífさんの「It's A Brave New World」は余裕があれば個別記事書きたいぐらい。1曲目から引き込まれる内容。序盤の王道ファンタジー的美メロから一転、不安感のある揺らぎで心を掴まれ、続いてNóttさん自らの男声ボーカルで物語の開幕を告げる。またこのNóttさんの歌声がすごく真っ直ぐでいいんですよ。1曲目から流れるように接続する2曲目がまたいい感じに明るい曲なんだけど、これもまた歌声が合ってると思う。いかん、とりあえずこの程度にしとこ。とりあえずオススメしたいのでここを訪れるような奇特かつ本作品をお持ちでない方は次のM3で手に入れることを是非ご検討してくださいまし。
  • シトロンチューンさんの「れもんのうた3」。もしかしたら今度のM3では増えるかもしれないラスト平成ソング。前向きに次の時代に進むんだってテーマと詞の遊び方がいい感じです。あと、SONOCAの不具合に関するプロアクティブな対処には感謝しかありません。とても楽しんで聞かせていただきました。
  • 最初に聞いたときは全然エレクトロスウィングじゃない!!と看板に偽りある感じでその後少し置いてしまった、すいかすたーねっとさんの「あぴーる! -メンドクサイニンゲン-」。心が鎮まり、その辺完全に忘れ去ってから改めて聴いたら曲としてはめっちゃノリがよい電波でかなりの間違いなさ。特に、2曲目の「パンプキンパイを焼きましょう」と4曲目の「みーくんはどこへいったの?」は今となってはかなりの推しです。はい。
□すごくよく聴いてる
★somunia 「Connected World
★gaogao♀ 「がおがおみゅーじっく
★*baletta 「人魚とカナリア、願いの歌
★SNOW SMILE 「YUKIDOKE
★egavvo from SNOW SMILE 「Purple Sky
★Laralastudio 「雪の降る街
★力石好乃 「How beautiful...
あめあみ 「カランコロン。
★kiessel bach 「Cream Sour
★chouchou fleur「Herbarium【 :grayish】
★amorphous 「daydream
★シトロンチューン「れもんのうた3
すいかすたーねっと 「あぴーる! -メンドクサイニンゲン-
★KalmeRi 「急転直下アメアラレ
MONGSHOOT RECORDS 「Frontier - EP
エミルの愛した月夜に第III幻想曲を 「幻楽ホラーハウス
片霧烈火・佐々木宏人・中原涼 「月照らす茨の庭園迷路・A dreamy dream girl
★トピア 「夜明けのモノローグ
nao"「17
★鶏子 「トリコポップ

□よく聴いてる
★Rigël Theatre 「Älvorna -Wizards of Erdelåten-
白衣とMonocle 「Room for you / Loop for you
ABSOLUTE CASTAWAY 「ASTRO=FILMS
ABSOLUTE CASTAWAY 「ASTRO=HOPE
ABSOLUTE CASTAWAY 「ASTRO=SIGN
★鈴葉屋 「Salon de Bard
★プラムアンジュ 「invitation
ひまさー 「ひまさーCD その2
おとらってRECORD 「Mirai Magic
★Music Pandora 「音楽が生まれた日
★Fyrri Líf 「It's A Brave New World
ALLEGORY WORKS「Yummy!Cocktai Soda
Aintops 「My World
★kidlit 「the automatic life
えだ豆と馬さし 「THE END of THE REAL
KalmeRi 「星の遠吠え
葉月ゆら 「Sweet Halloween
うたのは 「FUTURE*MEMOIRS
★にゃーろんず 「NISSHINGEPPO
にゃーろんず 「にゃーろんず入門2
Room97「my bias
★セイントジェームスMUSIC 「PRIDE
お月さま交響曲 「Little Redy
Duende Pianoforte 「Grooming
★Metomate 「Piano CollectionⅡ
Confetto 「Merrily night
★inktrans「wip
Answer To The Momonga 「Branch#2

□そこそこ聴いてる
月燈舎 「アストロラーベの道標
夢乃ゆき 「昨日みた夢
liqueurprime 「Stellato
いぬよりねこは 「宵待ち
Tonometer 「Uneven
Secret Messenger 「硝子の夢
Prismagic 「Fulmine
★PHANTOM LILY 「SLEEP HOUSE
OrbitArk 「一等星の幻
She is Me 「Sprig&
The Endorfin 「純情ティータイム
Crescent Phantom 「カラクリトロイメライ
Crescent Phantom 「カラクリレクイエム
Cineraria Studio 「all blue mind
 Alumina 「Prhythm Days
★Alkanet 「STELLA LUNA
 t+pazolite 「HYPER4ID
 Lily Chips 「花束
★Axion 「Axion
音楽性の違いにより結成しました 「AtelierShop "Chronica"
★lasah 「MOTHER
Lost my Proust 「VALEN
Lost my Proust 「naby doze
roxie 「皇女の王冠
 roxie 「王族の五線譜
 roxie phillharmony 「交響曲第7番[王魂よ、光あれ]
 ヘヴンねこ 「ReBirth -人魚姫の子宮-

もう次回のM3は今月末…という時間の進み方の残酷さに打ちひしがれています。なくなる前にカタログ買わなきゃ。さて、いつものざっくり整理も勿論やるんですが、もうちょっと個々の感想に触れたい…という悪あがきのようなエントリが以下になります。

トピア『夜明けのモノローグ
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 「魔法のつくり方」で出会ってからハマり中のトピアさん。M3界隈でここまでのは他にあまり見ない、ベースが支配的な音作りが少し特徴的な、情緒たっぷりなバンドサウンド…という風に理解しております。今作は全体的に秋から冬の空気感で統一されている気がする。
 まず、表題曲の「夜明けのモノローグ」がよい。太く主張の強いベース、静かに暴れているドラム、そして曲全体を彩るキラキラした雰囲気、好き。刻むようなリズム感のあるメロ部と、推進力のあるサビ対比が曲全体で聴いた時にメリハリを感じるのもGoodポイント。3曲目は「リ・リフレイン」。ベースの押し出しが強いのは表題曲同様(というか通底しとる)なんだけど、こっちはキラキラした感じではなく、感情を搾り出すような切迫感のある詩情。それがボーカルの千尋*さんの声質とマッチしてて結構グッと来る。
 そして5曲目の「魔法みたいな夜」。これが個人的には白眉かも。(言葉を選ばなければ)少し地味な曲なので一聴しただけでは印象薄かったのだけど、何度も繰り返して再生してるうちにドはまりした格好です。ゆったりと美しい三拍子ですごくロマンチック。クリスマスにたっぷりの夢を持っている少女ってこんな感じなのかも。ラストで主題を繰り返すパートに入るところからの幻想的な曲の演出がたまらん。もうなんていうか、タイトルそのまんまだなと思って、こういう狙い通りな曲に弱い自分。ラスト、8曲目の「誰もいない」もすげーいい。冷たい、張り詰めた空気のような美しさがあるんだけど、エモさばっちりで、間奏の泣きのギターがよく映える。

プラムアンジュ『invitation
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 プラムアンジュさんの第一作目。と言っても新サークルさん!!というわけでもなく、ド安定「鈴葉屋」の鈴葉ユミさんが作編曲と高音のボーカルを担当、そこに低音ボーカルとしてゆあさんを迎えて出発を切ったハーモニーユニットとのことです。言うだけのことは十分あり、美しいハーモニーを楽しめる良作。優美且つ陶然としたメロディとエロティックに絡み合うツインボーカル…これは素敵です。次にもし新譜があるにせよ、まだ持っていない人は価格(300円!)的にこちらも合わせて入手されることをオススメします。これは言い過ぎになるかもしれないけど、今はなき(涙)Kalafinaのアッパーではない曲の方が好きな人ならヒット率高い気がします。 

■鶏子『トリコポップ

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 以前Getした「trkdy!」に続いて手に取った本作。鶏子さんは基本的には声のお仕事がメインのようで、ボーカルCDとしてはなんと4年ぶりぐらいなんですが、事前の試聴めぐりで情報を見つけた時に内心小躍りしたほど好きです。声から伝わってくる元気さ・明るさと歌われる内容に現れる圧倒的な鶏肉愛と自己愛、そして押し出しの強さ。これがほぼ全てな気がするけど、しかしこれがいいんだなぁ。曲中の詞を借りて言えば、“なんだかんだ世界一可愛いって感じ。
 という結構な愛とテンションでM3当日に臨んだのですが、なんとまさかのCD間に合わなかったらしく、空のCDケースだけ買って帰らされるという焦らされ方をされました。後日CD本体が郵送されるってのは、もう10年弱M3通ってても初めての経験でしたね、ええ。
 さて中身なんですが、なんとまさか、今回はComposerが我らの塚越さん! 正直手に入れるまで意識してなかったんで、こんなことあっていいのかよと思った…。つまり語るまでもなくすげーいい曲で、塚越ファンも絶対手に入れるべき逸品ということですね。曲調的にはピコピコアッパードラマティックって感じで、ピコミール楽曲に寄ってるかなと。自分はそこに鶏子さんの声が乗ってるだけで、なんというか、評価とかでなく感謝の言葉しか出ない。これを聴いて鶏子さんのファンになろう!(って自分もドラマCDとかは追いかけてないんだよね…)

幻想音楽祭、やはり参加は出来なさそうですが、どのぐらい合わせての新譜あるんだろうと思いサクッと調査しようとしたものの眠たくてB09で力尽きる。あと悔しくなるだけでした。(きっと春のM3にも皆さん出てくれるよね…)

■A03 おやすみコンチェルト 「Mysterious Night Tea Party
 こちら、こんな作風だったっけ?? ってなるぐらいハロウィン的な波動を感じる

■A10 madaranosora(BAPTISMA) 「DEAD END Luna
 
 おー、この曲調の茶太さん新鮮だ…。

■A13 なないろらむね+ 「a piece of pie -Single-
 表題曲のリバーブ効かせたアカペラいいなぁ。続く二曲もシンプルなのにグッと来る。

■A15 Twilight Leaves 「Fragmenta

■A21 Minstrel Fantasy 「望郷楽園エトランシェリア

■A24 Harmonie Chromatique 「circulatio aquae

■A25 MOOUSEION 「神話物語群 アーニャ
 迸る1期サンホラ感(クロセカ近辺)。メロディよさげなんで、雷神の系譜が好きな方とかw

■A26 Letharia 「Dietrich
 上に合わせて表現するともっと後期のサンホラ感。旧譜に比べて洗練が増してるような。

■B04 Lilfy 「Montlose
 あー壮大、クラシカルでチェンバロありピアノ疾走の好きなやつ…。て、作曲めとさんか!

■B06 CrossWish 「Roots -黒衣の躊躇い-

■B08 ruha(Pastel Tone Music) 「Chain of Flowers
 特設見て萌電波と勘違いしてごめんなさいでした。かなりコーラスいい感じの骨太感。

■C01 必ず生きて、腸まで届く 「Fontana e Fata
 パンチのあるサークル名から想像できないファンタジーな楽曲。




 前エントリの意気込みはなんだったのかと言いたくなる開催日前日の更新に我が事ながら戦慄しつつ、幻想音楽祭参加サークル紹介シリーズ第二段はKalmeRi名義でM3-2018春リリースされた「急転直下アメアラレ」の感想です。サークルとしてはレマノルドさんが主催されている「絵に描いた城」ですね。こちらの名義で、幻想音楽祭では「C24」スペースに位置されています。現時点(3/1 21:30)で幻想音楽祭に向けた宣伝的な情報が一切出ていないので、「急転直下アメアラレ」が頒布されるのかぶっちゃけわかりません。

 これ、実は自分は春のM3では察知することができず、秋に向けた情報収集の中で同人音楽初心者の雑記様の感想記事で出会うことが出来たものです。本当にありがたさしかない。こちらで取り上げられてるとなると最早自分の感想なんて何の広報にもならなさそうな感もありますが、それでも筆を執りたくなる作品ということでひとつ。

 ■KalmeRi 「急転直下アメアラレ
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1.白昼のDrama
2.突然の荒れ模様
3.Miranda
4.天使の逆撫で
5.アンブレラ
 まず、全曲通して言えるのがメロディのよさ。特に後半3曲目から顕著に感じられるフックのある個性と、それだけにとどまらず、素直にいいなと思えるキャッチーさを備えていると思います。更に言うと、メロディに乗せる歌詞のワーディングが個人的に刺さるのと、狩太郎さんの中性的なボーカルもとても魅力的。

 1曲目、『白昼のDrama』。冒頭はゆったりとしたピアノバラード。他の曲に比べて音数が少ない分、メロディの美しさが際立ちます。ただ歌詞も意識して聞くと、単にお綺麗なだけの曲ってわけではないんですよね。本当に収録されてる5曲に物語的繋がりがあるかまでは考察しきれて(1,2曲目は関連ありそう…)ないですが、自らの狂気や正義を問いかける「僕」にこの先の物語の始まりを提示するような詞と、ラスト、パァッと視界が開けていくかのようなアウトロで2曲目へ繋がります。

 2曲目、『突然の荒れ模様』。1曲目ラストの空気感をそのまま引き継ぎつつも壮大なアレンジで、ついに物語が始まったな…という感覚が得られます。(というか最初流して聞いてるときは前曲とあわせて1曲だと勘違いしていました。何でかって言うと、1曲目の主旋律の裏で繰り返されるメロディが2曲目でも続いて使われているんですよね。)この曲で特に好きなのが、美しいメロディのまま駆け上がった最初のサビが終わった後のややカオティックなピアノ部。ここまで徹底的に美しかったものがここで急に崩れることで、曲タイトル通りの波乱や展開が想起されるのたまらんよね・・・。

 3曲目、『Miranda』。この曲で一気に雰囲気変わります。開幕から全編通して音数の多い、カオスで激しいメタリカルな音色。主張の強いベースに耳を傾けると楽しい気持ちに。二番Aメロ半ばの間奏部でギターのリードから一転、『水素吸って吐いて ベランダを見たんだ』あたりでピアノリードに切り替わって、その先ベース・ドラムの音が段々と重なっていくとこが好き。後、自分が普段どういう文化で生きているかを痛感するだけなんだけど『電子世界じゃ 無限に草が生えて』って詞はめっちゃ耳に残るよね…。

 4曲目、『天使の逆撫で』。自分にとってはこの曲が白眉。3曲目からまたグっとシフトチェンジして、チェンバロとピアノがリードするクラシカル且つリズミカルな曲調。ゆったりとした三拍子に乗せられた歌メロが最高で冒頭で総括した独特で魅力的って感想の代名詞になるような一曲かと。詞の言葉のチョイスがとても良い(耳障りが良く)て、これがメロディを更に引き立てていると思う。ボーカルの怪しげな雰囲気も好き。

 5曲目、『アンブレラ』。ボーカルが急にあっけらかんとしたものに変わってビビる。4曲目に続いて三拍子なのですが、ギターがしっかり入るのもあって雰囲気全然違いますね。とにかく強烈に耳に残るキャッチーなサビメロが印象的。あと、うまく分析できてないんだけど、この曲を聴いていると何故か「ぱっちりひつじ」さんを思い出す箇所がある。なんでだろう。曲調に反してまったく明るくない歌詞とか、ちょいちょいバックでアンニュイなメロディが入るところとかだろうか。

 #ちなみに冬コミ行けなかったので新譜の2ndアルバムの紹介ができませんが「ぱっちりひつじ」も抜群におすすめです。幻想音楽祭にも「B27」スペースで出展されるらしいんで、是非是非。って、調べてみたら新譜から一曲フルでPVが投下されてますね…。こう改めて聞くと似てない、というか似た雰囲気の曲が他にあったに違いない多分。

■ぱっちりひつじ「ご・アマーモス」

 

感想書きたいなぁと思いつつ、色々立て込んでたのを言い訳にして着手せずという状況が続いておりましたが、やっとこさ。ウイスキー検定がちょっと重たくて、その勉強もせずに他のことやるのも…というので手がつかなかったのですが、無事そちらも片付きました。

さて、同人音楽界隈の新たな動きとして、3/2の幻想音楽祭も間近ですね。参加できるかどうかは怪しいのですが、せっかくなので開催祝い的に、幻想音楽祭の参加サークルをおすすめする目的で、感想上げていきたいなと。というわけでまずは*balletaさん。幻想音楽祭では「B22」スペースにいらっしゃるそうです。

*balleta『人魚とカナリア、願いの歌
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「空」に憧れた人魚と 「海」に憧れたカナリアの願いの行方を辿る物語


 M3-2018秋に、BouQuet*(如月梢さん、高橋そらさん)とtone color palette(奏月すいむさん)の合同ユニットとして生まれたのが『*balleta』さんで、『人魚とカナリア、願いの歌』はその第一作品目になります。公式に1st CDと表現してくれているのが、実に心に安らかな気持ちを与えてくれます。今後も、作品の供給が得られるであろう喜びは計り知れない。

 ※関連過去作も大変オススメです。BouQuet*としての作品に奏月すいむさんが一部作曲参加された『BouQuet*』、*balletaの生まれるキッカケとなったBouQuet*×tone color paletteによる一枚『うたう少女のグリザイユ』、tone color paretteとして制作された『atmosphere』。いずれもこのblogの過去記事の中で触れていたりします。まずは『うたう少女のグリザイユ』を聴こう!(何者

 さて、早速中身に。上の方で引用させていただいた通り、コンセプトは「「空」に憧れた人魚(如月梢さん)と 「海」に憧れたカナリア(高橋そらさん)」を主人公として、それぞれの憧れやその交差を描いた物語です。トラックリストはこちら。
1.天空にて(如月梢
2.星の見た夢(如月梢・高橋そら)
3.日向のアリア(高橋そら
4.境界線、願いの歌(如月梢×高橋そら
5.水面のアリア(如月梢
6.泡の見た夢(高橋そら・如月梢)
7.海底にて(高橋そら
 1曲目、『天空にて』。聖唱歌のような神々しくゆったりとしたバラード。全編通してそうなのですが、如月梢さんのやさしいボーカルが天から降るようなメロディが心地よいです。特にサビの入りのところが美しい…。オルガンのような頭上から降り注ぐ系の音に弱いので、こういうの本当に効く。そして、ラスサビに向けての盛り上がりは鳥肌。

 2曲目、『星の見た夢』。人魚の夢が叶った世界。コロコロとした鍵盤の音が可愛らしい一曲です。この曲単体で聴いてた時は、それぞれの夢が叶って、人魚が天空(空どころか、宇宙まで行ってしまった!笑)から海中のカナリアに対して思いを綴る、というだけの曲だと思っていたのですが、『6.泡の見た夢』を聞いた後だと、なんかそれだけではなさそうな雰囲気…。

 3曲目、『日向のアリア』。カナリアさん曲。名曲揃いの本アルバムですが、自分的には一推しです。高橋そらさんのかわいらしい歌唱とカナリアの一人称詩がマッチしすぎている。Bメロ可愛すぎて死んだ。あと、基本的に楽しげに弾むような曲なので疾走感があるわけではないのですが、サビで歌われるカナリアの人魚に対する想いを綴るパートの、前へ前へという感じがすいむさん曲への好きポイントのそれなんですよねぇ。

 4曲目、『境界線、願いの歌』。日向のアリアを一推しと表現したものの、本曲の構成・完成度は段違いに素晴しくて、同人音楽に手を出すような(奇特な)人であるなら一度は聴いてみてもらいたい(言いすぎか!?)と思うほど。一般的なデュエットソングってあくまで一曲を二人で分割して歌っていたり、あっても掛け合いとか同じ歌詞でハモっている、ぐらいだと思うのですが、この曲は更にその上を行く。二人がそれぞれ別の詩の歌を歌ったものが重ねられた結果、ひとつの曲として成立しているという凄さ。(できれば歌詞カードをお見せしたい…。)その構成のおかげで、それぞれの海・空への憧憬とその交わり(“魔法”)がはっきりと頭に入ってくる。美メロも相まって素晴らしい情景が展開されること間違いなし。紛うことなき怪作。

 5曲目、『水面のアリア』。人魚さん曲。ゆったりとした三拍子に乗せられた如月梢さんの歌声が心地よくてつい目を閉じて聞いてしまう。癒し。

 6曲目、『泡の見た夢』。カナリアの夢が叶った世界。淡い“泡”となったカナリアのその先。海の中で人魚と仲睦まじく歌い合えることを無邪気に喜ぶカナリアの気持ちが伝わってくるかのような楽しげなメロディ。しかし終盤、これは…。『もう終わる物語 ぱっと 弾けたの』 ここを楽しげなサビメロとして歌われるのが逆に辛いですね…。でも曲としては日向のアリアの次ぐらいに好きです。(自分が基本的にアッパーな曲の方が好きなだけな気がしてきました。)

 7曲目、『海底にて』。物語の締めとしてのこの曲、記事書いておきながら、まだ腹に落ちきっていなかったりします。高橋そらさんが歌われていることもあって、この曲の主語はカナリアさんだと思っていたのですが、そうなると2節目の『焦がれた空に 訪れた 静寂』をどう読んだらいいのだろうと…。深い水底で目覚めの日を待つのは、願いを叶えた結果として泡として海に消えたカナリアなのか、天に昇った後、星の涙として落ちてきた人魚なのか…。自分の読解レベルだと解釈し切れなくてぐにゃり。

 物語の流れとしては、それぞれの憧憬を綴った2曲の『アリア』、そして二者の願いの交わった『境界線、願いの歌』、願いの叶った先を描いた2曲の『夢』、と捉えたのだけどどうなんでしょうか。実は勝手な勘違いをしていて、『天空にて』『海底にて』の2曲次第でひっくり返るようなことがありそうな気もします。M3からこんなに間空けて記事書いて言うことでもないけど、他の人の感想も聞かせて欲しい!(切実

 ※あと7曲目のタイトルなんですが、CDだと『海底にて』で、公式HPだと『深海にて』なんですよね…。最終的にどっちが正解なんだろうか。CDの入稿の方が先だとすると、あとから作ったHPの方が正しいのかな。

http://mamyukka.tank.jp/hotel/img/jacket.jpg

MamyukkaさんのM3-2018秋新譜「黒猫ハロウィンホテル」。
ハロウィィィィィンッ説明不要!! 活動10年!!! Trick or Treat!!!
Mamyukkaだ!!!
といった感じで、おもむろに刃牙パロをしてしまうぐらいハロウィンの覇者様。
(元ネタのアンドレアス・リーガン自体は即殺されますが、この口上が好き)

さて、意外なことにハロウィン題材の正式ナンバリングとしては
Haunted Party Orchestra』以来2作目だったりするのですが
これまで明に暗にとハロウィン曲を作り続けてきた実力は伊達でなし。
飽きも感じさせずに、世界観を一枚に込めらていてほんと素晴らしい。

長くなりそうなので畳みます。
続きを読む

https://f4.bcbits.com/img/a1735188357_16.jpg

LaralastudioさんのM3-2018秋新譜「雪の降る街」です。

竹之内さん、さてはキャッチーの王様か?という程の耳残りの良さ。今回のメインボーカル曲2曲とも、Larala界の歴史に残す楽曲といっても過言ではないのではと…。ボーカルは西風Sさん。綺麗で通りのよい歌声で且つ、パワーもあるし、めっちゃ気持ちの乗った歌いぶりで聞いていて本当に浸れる。3曲という曲数に比して物凄い満足感の一枚です。

さて、トラックリスト。
01 雪の降る街
02 混濁とレンズ
03 カノン
まず1曲目、「雪の降る街」。メロドラマかっていう情景が浮かぶような切なさ爆発バラード。『灯がともる 見慣れた街の中ひとりで 雪の降る街 あなたはもうここをふり返らない』ってちょっと涙出てきませんか。しかもサビから切り込んでいく構成になっているのもあって、文字通り最初からクライマックスの盛り上がりで一気に引き込まれる。ドラマチックな一曲。

そして2曲目、「混濁とレンズ」。敢えて説明するとこれは『コンタクトレンズ』とかかったタイトルになっております。とは言え上手い事言ってるだけではなくて、ちゃんと歌詞の上でも意味が考慮されていて、これがまたよい…。曲調としてはしっとりとした1曲目とは打って変わって軽快なテンポのロック(と言ってよいのか)ナンバー。とは言え変わらないのは強烈に耳に残るメロディーと展開。Cメロからの盛り上がりとか尋常じゃないものがある。3分ちょっとの短い曲とは到底思えない存在感で、ふとしたタイミングで脳内に戻ってくる。

3曲目の「カノン」で改めてしっとりと、締め。こちらの曲、まさかの最初はインスト曲だったらしいのですが、こう聞いたときのしっくりと来る感じはなんなの。

#「混濁とレンズ」は今回の新譜が初出の曲じゃなかったのか…。レビュー行脚しててようやくそれを知る。結局のところまず曲自体がすばらしいので、SoundCloudに上がってるのもバッチリよい、んだけど、随分ブラッシュアップされてるよなぁとはやはり思う。聞き比べても楽しいな…。

M3お疲れ様でしたー、という話も勿論あるのですが、
(今回は一瞬雨がパラついたものの実に天候に恵まれましたねぇ)
実はその前日にMamyukkaさんのハロウィンライブがあったのでした。

※演奏もトーク内容も、とにかく何もかも最高だったのですが、終わって即座にM3の予習に頭を切り替えたのもあって色々うろ覚え…。とは言えせっかくなので覚えてる限り書き留めとこ!という内容。とりま箇条書きベースです。

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■タイトル:Mamyukka Halloween Party(マロパ)
■日  時:2018年10月27日(土)open13:15/start14:00
■場  所:新宿グラムシュタイン@東新宿

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