同人音楽感想雑記

同人音楽の感想をメインになにかを書き捨てていきます。雑食。


  • ようやく始めました(遅い
  • いや、自分が世界で一番好きなLandreaallという漫画の個展やら各種イベントやらでの大阪遠征とかもありましてね(言い訳)。同人音楽関係なくここでもオススメしたいぐらい。もう古い漫画(連載中)ですが、まずは1~3巻だけでもお目通しいただければ…。何卒!
  • あぁ、もう前日ですね(2019/10/26 00:52)。そしてやはりこのタイミングでも増え続ける情報量。恒例のこととはいえ老体には堪えます(ぇ。
  • memo
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前のエントリ、感想でもあるけどオススメしすぎでしたね。秋のM3が迫るような時期に入ったのもあって精神状態がそういう方面に向かいつつあるような気がします(さっさと書けばよかっただけ

しかし、ちゃんと言葉に、文字にしようと思うとなかなかしんどいもの。イベント直後は実際に書いてるものの3倍ぐらいは書ける気持ちでいるのに、書きたいやつほどまとまらずに手が止まるというジレンマ。

さて以下、いつものまとめです。恒例の文句ですが、そもそも手に取りたい作品を手に取っているわけなのでどれもおすすめです。その上で聞いたらなお良かった、これは比較的聞いちゃってるなー、って感覚です。これ買ってるやつがこれも買ってるんだなぁぐらいの感じでどぞどぞ。

[memo]
  • somunia さんが一曲参加されているということで試聴しぞっこんになったnyankobrq and yacaさんの「arbeit」。これはいい…とてもいいネットラップだ。ちなみにsomuniaさん参加の「twinkle night」なのだけどこれ是非Youtubeで聴いてほしい。M3が初出に近い作品とは思えない100万再生越え。ぶっちゃけ他で見ることが難しい拡散ぶり。今後もタッグを組む可能性があるようで本当に楽しみに過ぎる。
  • Wizardcraftさんの「FAIRY SORCIERE -妖精の魔術師-」。本作には他にはない凄みと圧力がある。そんでもってめためたに格好いい! 公式の紹介文では「クラシック・民族音楽と電子音楽を融合させた、怪しく、煌びやかな、魔術的・ゴシック音楽」とあるが、まさに聴けば納得の妖美な音像。これをBGMとした神ゲーをやってみたいという気持ちになる。
  • ぱっちりひつじさんの「ゆめにっき2」はこの機会に手に取れたのですがもう圧巻。「ナナシザメ」という曲、なんと14分という長尺。そしてそこに詰め込まれためくるめくドラマ。ゆめにっきというシリーズはその名のとおり実際に夢にみた内容を音楽に落とし込んだとコンセプトだったはずなのですが、それにしたってこれは壮大に過ぎる。てかこれ最高傑作と言ってもいいのでは???? さらに切なくて泣ける…。そんじょそこらのコンセプト物のCDは鼻息一つでダウンしてしまいそうな傑作です。各所で「みんなのうた」+「プログレメタル」と表現されるような特異性もあって、人によってはとっつきづらいサークルさんではあるのですが、このゆめにっき2については少しマイルドさがあって、一方でぱっちりひつじらしさはしっかり爆発してるので、もし完全未聴であれば本作から手に取るのもアリかもしれないです。
  • (ゆめにっき2 続き)上で取り上げた「ナナシザメ」という曲は本当に超大作で、一遍の物語のような楽曲なのですが、やはりぱっちりひつじさんと言えば「夢」がベースゆえの支離滅裂な世界観のものが個人的には好みです。その観点だと本作の白眉は「にぎゃにぎゃじゅむじゅむ」でしょう。これは日中の正気の脳味噌ではまず創造されないだろう怪作。“にぎゃ”と“じゅむ”を同じ数にしなければ、同じ力にしなければ…という正体不明の強迫観念が描かれている曲で、感覚的なものですが本当にすっごく夢っぽいなと。後半からの盛り上がりとか狂気的で最高です。
  • 春M3じゃない作品ばっかり語ってる気がしますが、FREEDOM CREATORS 「碧のCatastrophe」。あらまりさん×Unlucky Morpheusのタッグで生まれた、刺さる人には刺さる内容。詳細は割愛しますが是非同人音楽初心者様のこちらの記事を参照ください。もうとにかく一曲目の「囚われの僕ら」から凄い。何が凄いって郷愁感とでも呼ぶべき感覚ですね。これは紛うことなきサンホラ1期だ。実は自分はあんまり未練はなくて、狂信者のようにRoman以降なんて認めない勢じゃないのですがこれは感動モノでした。あらまりさんの持つ歌声・語りのキャラクターバリエーションだったり、語りのイントネーションだったり、もうこれすっごい…(語彙力
  • Rigël Theatreさんの「Lengsel -Ghosts of Memories- 2019 ver.」は新譜というか、過去作の強化リメイク版ですかね。ピックアップすると「RiET-959」はハマりました。いつものやり過ぎ壮大なアレンジにサイバーな音色が加わることで刺激的な曲に仕上がってる。お得意の民族感も爆発しつつ、スピード感もあって聞いててノリノリになれますね。Rigël Theatreさんは全般的に物語を感じさせる曲展開とかその魅せ方が上手い。大袈裟なのが嫌いな方以外にはおすすめしたいですね。ちょっと聴き疲れしちゃう時もある。

□すごくよく聴いてる
中村さんそ 「中村さんそにもう夢中
★雲収集業者 「隣人はA.I
にゃーろんず 「ズットチル
★なないろらむね+ 「a piece of pie
★sakuraCafe 「umbrella
★Release Hallucination 「Imperfection of Imaginary Number
★nyankobrq and yaca「arbeit
★MONGSHOOT RECORDS 「Donut Monster
mami と m@sumi「奇劇集
★Mamyukka 「絡繰町レコオド
inktrans 「Morph
hana no oto 「マイハートフルハーモニー
GLUE WAVES 「Fables
★夢乃ゆき 「マイルームコレクション
お月さま交響曲 「心傷アウトサイダー
オレオレウサギ「Drain ReD rain(梗 Remix)」

□よく聴いてる
★Lilfy 「Montlose
Laralastudio 「Laralastudio demo音源集001
★Kidlit (On Outscape) 「close to you
六弦アリス 「Nights of Lights
空想サラウンド 「あめのちはれ ときどきくもり
★ぱっちりひつじ 「ゆめにっき2
かずらなつ 「夏のまにまに
Synthetic Intersitce By BandT 「Peach
Seraph「Secret Garden
Rejection「THE END EP
Pulse Plum「回遊魚と深潭の燈火
ピコミール by NanosizeMir 「オール電波
Fyrri Líf「COSMOLOGY
★FREEDOM CREATORS 「碧のCatastrophe
★aeterne 「florere
Acua Piece 「Colours
葉月ゆら 「Mirage Dolls
★桜仔猫* 「箱庭空創 - アンティゴールの幕裏で -
さくらソルフェヰジュ 「しあわせなうちに、死にたい
★懐中幻燈舎 「満月夜咄
TEMPLIME 「alpha e.p.
★Sola「my little neverland
★めらみぽっぷ×nayuta 「Planet Traveler
Sennzai「Vocis Helix
pastelcriim 「Pastel Melody
Metomate 「彼岸のアルカディア
★Lilypha 「ほしぞら
Endorfin. 「LOST-IDEA
DiPathoS「Re:ave
Corolaska 「コムハルサ
autumn baguette 「魔想幻日記
★At the Garret 「Papier collé
Allopholine 「キオナルダ
airy bird 「私の時間
★OrbitArk 「Remember me

□そこそこ聴いてる
Magicaliny 「collections vol.1 KUWAGATA
鈴葉屋 「Noctice
ゆきほたる 「うたかたの声
プラムアンジュ「Nocturne
★ないしょの音楽館 「a new beginning
★それとかげ 「Survival report」
Xorsizer × Junsei 「Reverse ~聖なる罪咎の鎮魂歌~
UtAGe 「アタリマエへの叛逆
sonorous 「季節の花
SNOW SMILE 「SNOW SMILE Remixes 「DEEP SNOW」
Room97 「マイロジ
★MUSIRISCA 「FEAST -饗宴-
FlowLight 「あなたと描く物語Ⅰ -始まり-
MAKKORIDE 「まことりでの異世界酒場放浪記
amorphous 「深淵のユリイカ
A.O Sound Team 「グリュック
&Village 「Solid Sound StrikerS
WIZARD ODYSSEY 「蒼穹の果て
Wailing Aries 「Gleam
トピア 「よだかの空
Tonometer「Connect
SQARE Pixel 「Dear,Campanella
 Potwi 「不協和世界
 Paradise Eve 「桜姫アングーリア
 momo monaka「fleur bleue
 garnet 「aqua aura
 Ether 「レセプティア
 dawn-system 「Letters Dear TOKYO

やっと次回M3のカタログ入手できて一安心。同人音楽初心者様の記事で読んではいたので知ってましたが、いざ目の前にするとお値段5割増というのはなかなか思い切ったなと感じました。消費税と諸経費の増加が理由とのことですが、ここのところ参加者が増え続けている気もしたので、その調整もあるのかしらんとも想像してみたり。多少絞っても改定分で賄えると。ただ、イベントの理念的には広く遍くが本来のところだとは思うので、その辺をバランスするのは判断として難しいところでしょうね。結果は蓋を開けてみるまで分からないですが、もし今回の改定で参加者が減る気配がないのであれば、今後より広い会場に、みたいな移行プランもあるのかも。

Odd→Eye'S『誰かが落とした引っ掛かり
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 Odd→Eye'Sという大瀬良あいさん主催のサークル様のC95新譜。もう一年近く前と言えそうなタイミングでの所感ですが、手に入れたのが春のM3だったのでご容赦を笑 本作は主宰でもある大瀬良あいさんのボーカルと作品の世界設計がとにかく光って感じられた作品で、広く色んな人に聞いてもらいたい度がとても高いです。

 大瀬良あいさんの勇壮で力強いボーカルは自分が普段接している同人音楽の範囲ではあまり見かけないレベルで一聴の価値あり。ずばり例えてしまうと「angela」の「atsukoさん」っぽい。特にその傾向が強いのが4トラック目の「騎士が見た世界の瞬き」。この曲は最初流して聴いていたときに一番刺さった曲でもあるのですが、「angela」×「サンホラのメタル系楽曲」みたいな趣きがあって凄く自分好み。激しさと情緒的な展開が渾然一体となって疾走します。とにかく力強くて、拳を握りしめながら聴きたい、そんな曲。そのほかの楽曲も良くて、例えば続く5トラック目の「愛の砂時計、蒼の首飾り」はエスニックなメロディに乗る太いロングトーンが気持ちよい楽曲。(塚越さんの作曲なのですが、相変わらずボーカルに求める伸びがエグい…)あと2トラック目の「始まりの虹」。作曲は民族系の名手CorolascaのCororoさんなのですが、本家サークルさんでの楽曲はもっと線の細い繊細なイメージが強かったので、ボーカルが変わるとまた雰囲気が変わって面白いですね。

 作品世界については書くと長くなるのと、やっぱりまずは音楽でしょってことで、その辺は作品HPを見て気になったら是非是非という。ブックレット上には歌詞だけでなく楽曲を繋ぐ物語が掲載されていて読みごたえあります。

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 桜仔猫*さんのM3-2019春新譜。自分が手に取ったのは「Ricordi」に続いて2作目。「Ricordi」がジャケットどおりの明るい雰囲気で、そういう感じのサークルさんなんだと先入観をもって聴き始めたのもあって1曲目から4曲目に向けての落差でやられました。これはいいダークメルヘン。しかも(言い方は悪いですが)界隈にありがちなコンセプトCDとは一線を画すと言ってもよい力作かと(収録は4曲ですが内3曲が約7分の長尺で合計25分の大ボリューム)。途中がっつり朗読も台詞も入る作品なので、それがダメな人はちょっと厳しいかもしれませんが、全体の音楽的な流れを阻害するようなことがなく作られているので、公式のクロスフェードを聞いて興味を持った人は試す価値ありかなと。良質な音楽劇。

 1曲目「いつか夢見た真夜中の」。小鳥遊めぐみさんの歌声がメルヘンで童話的な世界観へマッチしてて素敵です。すごく丁寧に歌われる方だなぁ、と。幼子がステージ上で展開されるレビューにワクワクするような、そんな空気感が伝わってくる一曲。まさかここから、あんな愛憎劇に繋がっていくなんて想像だにしなかった…。続く楽曲には、めとさんやレマノルドさんが参加されている曲もあり、ご存知の方は楽しめる内容ですよ。
 小鳥遊めぐみさんは11月にお邪魔する「fleur*fleur 03」の演者のお一人なので、次回M3もちょっと注目はしたいなと思ってます。(イベントの参加自体は、*balettaさんの参戦で決定したのですけども)

■雲収集業者『隣人はA.I

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 雲収集業者さんのM3-2019春新譜。この独特なメロディと世界観、聴けばきっと虜になる。(ただ、本作は音楽的に洗練度が増していて、過去作に比べるとアクは減ってるかも)。

 あ、こんな音の動かし方するんだみたいなちょっとハズしたメロディの意外感とか、全体的には可愛らしい音楽なのに実は中身は結構ディストピア・退廃的・厭世的なところとか、最近のボーカロイドの方が感情実装してるんじゃないかってぐらいフラットなボーカルワークとか、自分の好きなところたくさん挙がるのだけど、とにかくまずは聴いて感じてみて欲しい。実は本作に収録されている作品、何曲かフルでYoutubeに上がっています。

 でも自分が一番気に入ったのはYoutubeに上がっていない3曲目の「ベルガモットカルガモットティータイム」。テンポの早いサンバのリズムが雲収集業者的にはちょっと珍しさもあるのとが、ベルガモットとカルガモの言葉遊びがリズム的にな心地よさと気の抜けた雰囲気を作り出していて、とても耳心地のよい可愛らしい一曲です。歌詞をちゃんと追うと、一抹の寂しさがあるのも実に雲収集業者さんらしい。

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■午前8時の地球脱走計画


■カラクリロボット


■Vtuberになりたい


■タイムマシンに乗って




あっという間に夏もすぎ、もう次のM3も見えてきてしまいましたねぇ…。
この間の音楽的なイベントでいうとamorphousのライブ(りでの蔵へようこそ)UNHAPPY BIRTHDAY TO ME !!37!!Yuki Kajiura LIVE TOUR vol.#15、へ参列しておりました。どれもとても満足感の高いLiveだった・・・。この先も、See-Sawのライブfleur*fleur 03ANIMAX MUSIX2019 あたりが控えているので、全て楽しんでいきたい。米津さんのは横浜公演にエントリーしてはみたものの、果たしてどうなるか。

demi『Strive After Nightmare
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 demiさんのM3-2019春新譜。まず目を惹くのがジャケットのイメチェン。これまでdemiさんの作品ジャケットを彩ってきた月星開理さんが離れられたとのこと。あの無機的且つ哲学的な雰囲気は、唯一無二性がとても高かったので少し残念な気もしますが、勿論背背さんの作られる、アンニュイで美しいメロディは全曲通して変わりがなく、今作もしっかり楽しめました。ちなみに、同音大陸という同人音楽サークルさんを集めた生配信によれば、今回のジャケットに描かれているのは、その中に教会を収めるランタン(にしてはかなりの禍々しさ笑)とのこと。これはこれで雰囲気ありますよね。

 表題曲『Strive After Nightmare』は裏で奏でられるパイプオルガンのせいなのか、音の密度が高くて混沌としており、自分程度の耳だと捉えきれない音があってやや気持ち悪さもあるのですが、ギターソロがその中を突き抜けるのは気持ちいいですね。全体の荘厳な雰囲気と、背背さんのメロディ、ボーカルの方の落ち着いた歌い口も合っている。後は、4曲目『疑惑の水脈』が凄く狭いポイントにヒットした。蒸留酒片手にチルアウトしたい。demiさんらしいような、これまでに意外となかったような曲な気がします。
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 夢乃ゆきさんのM3-2019春新譜。表題曲の『マイルームコレクション』は、明るい&かわいい系ポップスとしては今季最高峰かもしれない。とにかくキャッチーさがえげつないですこれ。今後しばらく夢乃ゆきさんの代表曲になるんじゃないか。この曲の為だけに音源手に入れることもオススメできます。作曲のTOKOTOKOさんはボカロP出身で今プロか。同人らしからぬ安定感には納得。5曲目『永日』は、ふわふわキラキラしたシンセと、ドラマチックさを演出するストリングスでとても耳が気持ちいい。夢乃ゆきさんの少し切な目の歌い方が抜群にハマっている。んで、とにかくCメロ以降の展開のエモさがたまらない。永日とは、“日中がながく感じられる春の日。春の日なが。別れのあいさつや手紙の結びに用いる語”。6曲目『手の鳴る方へ』は一転してかっこいい夢乃ゆきさん。(結構色々歌い分けられる方ですねー。)前へ前へという推進力のある、自分としてはまさに好物のやつ。サビへの流れ、サビの盛り上がりがばっちりですね。これはライブで聞いてみたい。マイルームコレクションとあわせて2曲聴けたら幸せになれる。

■aeterne『florere

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 aeterneさんのM3-2019春新譜。aeterneさんは今回が初です。”花近さん”と”そらこさんの2人のボーカリストさんが核で、曲は他所から募集するタイプのサークルさんですね。普段自分は、所謂普通にいい曲だなぁってところには食指が動きづらい人間なのですが、本作については試聴サンプルの時点で他とオーラからして違ったのと、サンプルの3曲目(後日「車輪とライカ」と判明)が作品の幅を感じさせてくれたこともあって、思わず手にとったという経緯。

 さてこのflorereは、美麗さと存在感を兼ね備える素敵なジャケットを見てわかるとおり、花をテーマに、sasakure.UKなどのボカロPの方に曲制作を依頼したコンセプトアルバムとのこと。自分が初見で惹かれたサンプル曲は6曲目の『車輪とライカ』で、sasakure.UKさんの担当曲でした(なんと)。これはベースがリードするリズミカルな曲展開と、その中で時折差し込まれるメロディアスなピアノが心地よい1曲。作品全体を通してお洒落で大人っぽい空気に満ちているんだけど、この曲は特にそれが強い。曲のリズム感は壊さないのに、ふわりとその上に乗るそらこさんの歌声もとても素敵。

 その他の曲も全てレベルが安定して高く、あたたかみのある落ち着いた曲が揃っています。中でも気に入ったものをいくつか。まずは1曲目の「Little Snowflake@花近」。雪解けとその先を描いた、希望や世界の広がりを感じさせるような楽曲で、フルアルバムの開幕に相応しいです。作曲はryuryuさん。ボカロPとしては「びにゅP」名で活動されているようです。冬が好きで曲想にも表れているようなので、まさに得意分野の1曲って感じでしょうか。次は2曲目の「primrose@そらこ」。やや弾むようなメロディが耳に残ります。アンニュイさもあってか、少しだけinktransさん感あるかも。作曲・作詞ともにmamomo(まももP)さん。曲もよいのですが、この曲は詩がとても美しい。自分はを一切気にしないことも多いのですが、この曲は耳慣れない単語がいくつかあって、気になって確認したら秒で墜ちました。言葉選びのセンスと、それがちゃんと曲と合っているので複合的な感動がとても大きいです。

 5曲目「ディフェリア@花近&そらこ」。ジャンルだとエレクトロニカ、アンビエントかな。神秘的で揺蕩うような曲想ですごく心が落ち着きます。この曲は花近さんとそらこさんのツインボーカル曲ですが、ツイン系で自分の好きな絡み合うようなパートはない…。ないのですが、ハーモニーがとても綺麗。なんというか、聞いていると没入感があって、耳を傾けているとあっという間に曲が終わっている。手がけたボカロPはsea-noさん。初音ミクdarkを用いた透明感のある曲が多そうで、後で掘らねばという気持ち。さて、最後は8曲目「bloom@花近」。こちらは作曲・作詞も花近さんです(なんと!)。民族&カントリー調のギター弾き語りメインのとてもシンプルな1曲なのですが、これが本当にいい曲なんですよ。ゆったりとしていて、凄く耳に馴染む・・・。アルバムの〆に配置されるに相応しい作品です。おすすめ。

せっかくの長期連休だからというわけではないものの、いつもよりは快調に聴き進められている状況です。仕事に戻れる気がしないのがちょっとアレですが、とりあえず今のところは最高の気持ち。

w-m『リバーシブル』(ミニ『リバーシブル』ROCK版)
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 今回はあまり理由という理由なく、いつもより意識的に男性ボーカルものを手に取るようにしました。こちらはその中の一枚。w-mさんは所謂同人サークルさんではないシンガーソングライターさん。この「リバーシブル」も発売はM3合わせではなくて、タワレコとかでも発売がされているものなのですが、今回のM3では会場限定でアルバムから一部を切り出した「ROCK版」と「POP版」を用意されていて、試聴した感じROCK寄りの曲にピンと来たので、今回は「ROCK版」を手にとった次第ですが、これはちょっと予想以上…。

 概観としては無骨で真っ直ぐ、荒々しいボーカルが印象的。チバユウスケさんが好きなので、自分的にこれは結構刺さりましたね。正直予想以上の格好よさ。この「ROCK版」にピックアップされているのは「喪服を着て死んだ男」「逆さまの街」「光は暴落」の3曲ですが、中でも「喪服を着て死んだ男」は特にその感が強いし完全にキラーチューンでした。2:40ぐらいからの間奏部の荒ぶり方が最高すぎる。猪突猛進というか、前のめりな感覚に聴いていて凄く掻き立てられるものがある。ダウナーなんだけど暗くないというか…追い詰められたような、悲しさを吐き出すような…うう、表現が難しい。入手してらっしゃる方がどれだけいるか分からないですが、過去のM3で例えるならsyabagakidsさんの「Ice Cream」が好きな人とかは絶対合うと思うです。

Lilfy『Montlose
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 疾走ピアノロック――! Lilfyさんの幻想音楽祭で発表された準新譜です。Composerはピアノ曲に定評のある、Metomateのめとさん。めとさんのファンはこれは逃がしてはいけないと思います。足がけ2分足らずの短い曲が1曲入ったDLカードではありますが、疾走しまくりでドラマチックさが充溢していて素晴らしい。むしろそれが濃縮されて詰め込まれているので気持ちいい以外の感想ないですこれ。 

■Laralastudio『demo音源集001

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 前日の遅くまで情報が出てこなくても油断が出来ないのがLaralastudioさんなんだよなぁ…。さて、今回は初?のDEMO音源集でした。デモ系だと無配ってのが多いかなぁって印象の界隈の中で、あくまで価格が付いていたので、どんなもんかなと思いながら手にとりましたが(上でリンクを張っているサンクラの試聴が上がっていたことは後から気付いた。)、結構盛りだくさんで大満足。過去曲からは「PUZZLE by Improvisation Life」と「Parade of desperado by 留守番電話」の仮歌の入ったデモ版。未発表の「飛行船」は未完成版と2015年初期作曲時のデモの2種類、「恋する世界はあいまいだ by Improvisation Life」のoff vocalデモである「恋する世界はDEMOなんだ」の全五曲が収録。過去発表曲系はこれがあの完成版に繋がるのか…と思いが馳せられるのでファンアイテム的には是非手に入れて欲しいですねとは思うものの、今後入手する機会があるものなのかは正直謎です。

 さて、敢えて言及すべきは「飛行船」ですかね。Laralastudioさんらしい、届けたいんだろうなぁっていうフレーズが頭にこびり付くようなキャッチーさ。スッと気持ちよく言葉が入ってきます。曲調は聴いていてまさにタイトルを髣髴とさせるゆったりとした、伸びやかな一曲。しかしこれでもデモかぁ…。なんと言うか、曲として正式発表された後、アコースティックVerですとか言われても違和感がないんじゃないのっていう。あと、西風Sさんは勿論上手いしこの曲にも合ってるとは思うんだけど、曲自体がのんびりとした曲なので、竹之内さん自身が仮歌を当てている2015年版は好きですね。竹ノ内さんの優しい歌声が好きなのですが、この曲には特に合っていると思います。それはそれとして完成版、とても楽しみ。

■sakuraCafe『umbrella
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 inktransさんが必ず曲提供をされているサークルさんとして個人的にアツいsakuraCafeさんの三作目。今作は2曲中2曲とも作詞・作曲をinktransさんが手がけられていて、基本的には作曲者軸で作品を見がちな自分としては、実質inktransさんじゃんと試聴段階でかなり注目の一枚でした。

 聴いてみてもやはり、自分が愛するコロコロとした可愛らしいリズム感が最高に心地よい名盤。ただ、本作は雨の情景がテーマとなっているらしく一抹の寂しさがあります。白昼夢みたいな非現実的な儚さ。顕著なのは2曲目の「揺れる、揺れる」かな。ピアノの音色が切なくて、物悲しくて、でも陰鬱さがないのは陽桜里さんの柔らかな歌声によるものでしょうか。落ち着くようで、掻き毟られるようで。


  • 試聴が、思うように出来ていない。このままでは、かつてなく規定路線で当然に目に入るものだけを仕入れるイベントになってしまう。まぁ勿論、それだけで十分な量感だろうし、欲しいものを手に入れてるんだからよい買い物ではあるのだけど、自分にとって普段の趣味・守備範囲外にありそうなお宝の深堀なしに、M3に参加したとは言えないのだ…。と、改めてこの状況に置かれて認識しなおしました。頑張る。
  • 桃箱さんが活動辞められていて驚いた。ニコ動時代からって思うと、なかなか…。
  • ワタシはアルファベットの「K」辺りから新規探索と言う概念を捨て去った男。
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今回はカタログを買いに行くのが遅くなってしまい、割と戦々恐々となってたけど無事ゲットできてよかった。以前、前売りで買えなくて当日手に入れなきゃいけなかった回があって、その時は並ぶ列もかなーり後ろになってしまったので。

さて、新元号も発表されまして、恐ろしい速度で発表されたゴールデンボンバーの「令和」がかなり好みだったのもあって幸先がいいなぁと喜んでいたところに、横合いからハンマーでぶん殴られるかのようなwowakaさんのご訃報…。ニコ動民だった自分が聞いていなかったわけもなく、また、ヒトリエとしてのデビュー直前か直後にM3でデモCDを買ったなぁと色々思い出してしまいました。デモCDを手に入れた時点では実はwowakaさんが中の人だったこと知らなかったんですよね実は。はぁ、しかし本当に早すぎるとしか…。ありがとうしかない。

さて以下、いつものまとめです。全作品十分に聞ききれているかというとそうではない前提で、今半期の自分の体調や精神状態、げんじつちほーでのリソース負荷その他諸々を踏まえて今時点での状況となります(そもそもどの作品も欲しいものを手に入れてるわけなので)。これ買ってるやつがこれも買ってるんだなぁぐらいの感じでどうぞ。

[memo]
  • somunia さんの「Connected World」、今作は作曲でがおがおさん関わってないしなぁとか思ってたんだけど、大満足。この可愛らしさと儚さが同居する感じがたまらんのだよね。3曲ともそれぞれcomposerさんが異なるのだけど、どれも“らしさ”がある。前も書いた気がするけど、これはやはりsomuniaさんご本人が詞を書いてるってのがあるような気がする。
  • 続いてもボーカルはsomuniaさん笑 Twitter見てたら実生活がかなりエグってそうだったので新譜を期待してなかったらまさかの直前発表されたがおがおさんベスト「がおがおみゅーじっく」、そして天の恵みでしかないsomuniaさん全歌唱。Connected Worldに比べると可愛らしさの割合が高い。なんにせよがおがおさんの曲が大好きなので本当に嬉しかった。
  • SNOW SMILEさん関連2枚はM3では他にほぼないぐらいのHIPHOP。パッション的にはegavvoさんが好きで、フロウとかのノリはshirayukiさんがめちゃ格好良くてと、バランスいい気はする。egavvoさんはかつてMr.Smileを名乗られていた時期の歯に着せぬ物言いと毒のあるバトルがとにかくクールで好きになったのだけど、思ったことや考えていることをリリックに落とす時にもその等身大さとか率直さが出ているところが素敵なのだなと「Purple Sky」で感じた。
  • 鈴葉屋さんの「Salon de Bard」は、各楽曲楽器を一つに絞ったシンプルさゆえに、鈴葉ユミさんの構築するコーラスワークの美しさが際立つ。多彩な方なので勿論それだけじゃないんだけど、「夢はささめく風に舞いて」で初めて作品を手に取ったことを思い出して、そうそう、これがコアだよね!ってなった。
  • 拙者、全力でアホやってるモノを愛する侍。故あってお勧めいたす っ「ひまさーCD その2」。そういった観点では、今回は「Axion」も素晴らしかったよね…。
  • PHANTOM LILY「SLEEP HOUSE」の音と声に付いて纏う、圧倒的な“夜”感を多くの人に体感して欲しい。自分的には、日中とか日常で日々聞くような聴き方にはならないものの、一所にガツンと刺さる飛び道具的な存在。
  • 音楽(きみ)が生まれた日」と読ませるセンスがとても好みです。全体的に温かみのある作品集。活動10周年の記念作品として、この聴いてて優しい気持ちが得られる良曲が詰め込まれたことをとても喜ばしく感じます。中でも、こういう柔らかい雰囲気に(自分の中で)定評のあるNAKIさんが歌唱されている2・4・5曲目の威力はすごい。
  • kiessel bachさんの「Cream Sour」は、M3というよりもYoutubeでバッチリMVついて凄い回数再生されているアーティスト群に少し近いものを感じる。(今回出展作だと、nao"さんの「17」もそんな感じ)そんな雰囲気のいけてるポップさ。表題作の盛り上がりポイントでカットインしてくるmaroさんの男声ボーカルがエモい。これが1stということなのでこの先が大変気になります。
  • Fyrri Lífさんの「It's A Brave New World」は余裕があれば個別記事書きたいぐらい。1曲目から引き込まれる内容。序盤の王道ファンタジー的美メロから一転、不安感のある揺らぎで心を掴まれ、続いてNóttさん自らの男声ボーカルで物語の開幕を告げる。またこのNóttさんの歌声がすごく真っ直ぐでいいんですよ。1曲目から流れるように接続する2曲目がまたいい感じに明るい曲なんだけど、これもまた歌声が合ってると思う。いかん、とりあえずこの程度にしとこ。とりあえずオススメしたいのでここを訪れるような奇特かつ本作品をお持ちでない方は次のM3で手に入れることを是非ご検討してくださいまし。
  • シトロンチューンさんの「れもんのうた3」。もしかしたら今度のM3では増えるかもしれないラスト平成ソング。前向きに次の時代に進むんだってテーマと詞の遊び方がいい感じです。あと、SONOCAの不具合に関するプロアクティブな対処には感謝しかありません。とても楽しんで聞かせていただきました。
  • 最初に聞いたときは全然エレクトロスウィングじゃない!!と看板に偽りある感じでその後少し置いてしまった、すいかすたーねっとさんの「あぴーる! -メンドクサイニンゲン-」。心が鎮まり、その辺完全に忘れ去ってから改めて聴いたら曲としてはめっちゃノリがよい電波でかなりの間違いなさ。特に、2曲目の「パンプキンパイを焼きましょう」と4曲目の「みーくんはどこへいったの?」は今となってはかなりの推しです。はい。
□すごくよく聴いてる
★somunia 「Connected World
★gaogao♀ 「がおがおみゅーじっく
★*baletta 「人魚とカナリア、願いの歌
★SNOW SMILE 「YUKIDOKE
★egavvo from SNOW SMILE 「Purple Sky
★Laralastudio 「雪の降る街
★力石好乃 「How beautiful...
あめあみ 「カランコロン。
★kiessel bach 「Cream Sour
★chouchou fleur「Herbarium【 :grayish】
★amorphous 「daydream
★シトロンチューン「れもんのうた3
すいかすたーねっと 「あぴーる! -メンドクサイニンゲン-
★KalmeRi 「急転直下アメアラレ
MONGSHOOT RECORDS 「Frontier - EP
エミルの愛した月夜に第III幻想曲を 「幻楽ホラーハウス
片霧烈火・佐々木宏人・中原涼 「月照らす茨の庭園迷路・A dreamy dream girl
★トピア 「夜明けのモノローグ
nao"「17
★鶏子 「トリコポップ

□よく聴いてる
★Rigël Theatre 「Älvorna -Wizards of Erdelåten-
白衣とMonocle 「Room for you / Loop for you
ABSOLUTE CASTAWAY 「ASTRO=FILMS
ABSOLUTE CASTAWAY 「ASTRO=HOPE
ABSOLUTE CASTAWAY 「ASTRO=SIGN
★鈴葉屋 「Salon de Bard
★プラムアンジュ 「invitation
ひまさー 「ひまさーCD その2
おとらってRECORD 「Mirai Magic
★Music Pandora 「音楽が生まれた日
★Fyrri Líf 「It's A Brave New World
ALLEGORY WORKS「Yummy!Cocktai Soda
Aintops 「My World
★kidlit 「the automatic life
えだ豆と馬さし 「THE END of THE REAL
KalmeRi 「星の遠吠え
葉月ゆら 「Sweet Halloween
うたのは 「FUTURE*MEMOIRS
★にゃーろんず 「NISSHINGEPPO
にゃーろんず 「にゃーろんず入門2
Room97「my bias
★セイントジェームスMUSIC 「PRIDE
お月さま交響曲 「Little Redy
Duende Pianoforte 「Grooming
★Metomate 「Piano CollectionⅡ
Confetto 「Merrily night
★inktrans「wip
Answer To The Momonga 「Branch#2

□そこそこ聴いてる
月燈舎 「アストロラーベの道標
夢乃ゆき 「昨日みた夢
liqueurprime 「Stellato
いぬよりねこは 「宵待ち
Tonometer 「Uneven
Secret Messenger 「硝子の夢
Prismagic 「Fulmine
★PHANTOM LILY 「SLEEP HOUSE
OrbitArk 「一等星の幻
She is Me 「Sprig&
The Endorfin 「純情ティータイム
Crescent Phantom 「カラクリトロイメライ
Crescent Phantom 「カラクリレクイエム
Cineraria Studio 「all blue mind
 Alumina 「Prhythm Days
★Alkanet 「STELLA LUNA
 t+pazolite 「HYPER4ID
 Lily Chips 「花束
★Axion 「Axion
音楽性の違いにより結成しました 「AtelierShop "Chronica"
★lasah 「MOTHER
Lost my Proust 「VALEN
Lost my Proust 「naby doze
roxie 「皇女の王冠
 roxie 「王族の五線譜
 roxie phillharmony 「交響曲第7番[王魂よ、光あれ]
 ヘヴンねこ 「ReBirth -人魚姫の子宮-

もう次回のM3は今月末…という時間の進み方の残酷さに打ちひしがれています。なくなる前にカタログ買わなきゃ。さて、いつものざっくり整理も勿論やるんですが、もうちょっと個々の感想に触れたい…という悪あがきのようなエントリが以下になります。

トピア『夜明けのモノローグ
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 「魔法のつくり方」で出会ってからハマり中のトピアさん。M3界隈でここまでのは他にあまり見ない、ベースが支配的な音作りが少し特徴的な、情緒たっぷりなバンドサウンド…という風に理解しております。今作は全体的に秋から冬の空気感で統一されている気がする。
 まず、表題曲の「夜明けのモノローグ」がよい。太く主張の強いベース、静かに暴れているドラム、そして曲全体を彩るキラキラした雰囲気、好き。刻むようなリズム感のあるメロ部と、推進力のあるサビ対比が曲全体で聴いた時にメリハリを感じるのもGoodポイント。3曲目は「リ・リフレイン」。ベースの押し出しが強いのは表題曲同様(というか通底しとる)なんだけど、こっちはキラキラした感じではなく、感情を搾り出すような切迫感のある詩情。それがボーカルの千尋*さんの声質とマッチしてて結構グッと来る。
 そして5曲目の「魔法みたいな夜」。これが個人的には白眉かも。(言葉を選ばなければ)少し地味な曲なので一聴しただけでは印象薄かったのだけど、何度も繰り返して再生してるうちにドはまりした格好です。ゆったりと美しい三拍子ですごくロマンチック。クリスマスにたっぷりの夢を持っている少女ってこんな感じなのかも。ラストで主題を繰り返すパートに入るところからの幻想的な曲の演出がたまらん。もうなんていうか、タイトルそのまんまだなと思って、こういう狙い通りな曲に弱い自分。ラスト、8曲目の「誰もいない」もすげーいい。冷たい、張り詰めた空気のような美しさがあるんだけど、エモさばっちりで、間奏の泣きのギターがよく映える。

プラムアンジュ『invitation
無題

 プラムアンジュさんの第一作目。と言っても新サークルさん!!というわけでもなく、ド安定「鈴葉屋」の鈴葉ユミさんが作編曲と高音のボーカルを担当、そこに低音ボーカルとしてゆあさんを迎えて出発を切ったハーモニーユニットとのことです。言うだけのことは十分あり、美しいハーモニーを楽しめる良作。優美且つ陶然としたメロディとエロティックに絡み合うツインボーカル…これは素敵です。次にもし新譜があるにせよ、まだ持っていない人は価格(300円!)的にこちらも合わせて入手されることをオススメします。これは言い過ぎになるかもしれないけど、今はなき(涙)Kalafinaのアッパーではない曲の方が好きな人ならヒット率高い気がします。 

■鶏子『トリコポップ

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 以前Getした「trkdy!」に続いて手に取った本作。鶏子さんは基本的には声のお仕事がメインのようで、ボーカルCDとしてはなんと4年ぶりぐらいなんですが、事前の試聴めぐりで情報を見つけた時に内心小躍りしたほど好きです。声から伝わってくる元気さ・明るさと歌われる内容に現れる圧倒的な鶏肉愛と自己愛、そして押し出しの強さ。これがほぼ全てな気がするけど、しかしこれがいいんだなぁ。曲中の詞を借りて言えば、“なんだかんだ世界一可愛いって感じ。
 という結構な愛とテンションでM3当日に臨んだのですが、なんとまさかのCD間に合わなかったらしく、空のCDケースだけ買って帰らされるという焦らされ方をされました。後日CD本体が郵送されるってのは、もう10年弱M3通ってても初めての経験でしたね、ええ。
 さて中身なんですが、なんとまさか、今回はComposerが我らの塚越さん! 正直手に入れるまで意識してなかったんで、こんなことあっていいのかよと思った…。つまり語るまでもなくすげーいい曲で、塚越ファンも絶対手に入れるべき逸品ということですね。曲調的にはピコピコアッパードラマティックって感じで、ピコミール楽曲に寄ってるかなと。自分はそこに鶏子さんの声が乗ってるだけで、なんというか、評価とかでなく感謝の言葉しか出ない。これを聴いて鶏子さんのファンになろう!(って自分もドラマCDとかは追いかけてないんだよね…)

幻想音楽祭、やはり参加は出来なさそうですが、どのぐらい合わせての新譜あるんだろうと思いサクッと調査しようとしたものの眠たくてB09で力尽きる。あと悔しくなるだけでした。(きっと春のM3にも皆さん出てくれるよね…)

■A03 おやすみコンチェルト 「Mysterious Night Tea Party
 こちら、こんな作風だったっけ?? ってなるぐらいハロウィン的な波動を感じる

■A10 madaranosora(BAPTISMA) 「DEAD END Luna
 
 おー、この曲調の茶太さん新鮮だ…。

■A13 なないろらむね+ 「a piece of pie -Single-
 表題曲のリバーブ効かせたアカペラいいなぁ。続く二曲もシンプルなのにグッと来る。

■A15 Twilight Leaves 「Fragmenta

■A21 Minstrel Fantasy 「望郷楽園エトランシェリア

■A24 Harmonie Chromatique 「circulatio aquae

■A25 MOOUSEION 「神話物語群 アーニャ
 迸る1期サンホラ感(クロセカ近辺)。メロディよさげなんで、雷神の系譜が好きな方とかw

■A26 Letharia 「Dietrich
 上に合わせて表現するともっと後期のサンホラ感。旧譜に比べて洗練が増してるような。

■B04 Lilfy 「Montlose
 あー壮大、クラシカルでチェンバロありピアノ疾走の好きなやつ…。て、作曲めとさんか!

■B06 CrossWish 「Roots -黒衣の躊躇い-

■B08 ruha(Pastel Tone Music) 「Chain of Flowers
 特設見て萌電波と勘違いしてごめんなさいでした。かなりコーラスいい感じの骨太感。

■C01 必ず生きて、腸まで届く 「Fontana e Fata
 パンチのあるサークル名から想像できないファンタジーな楽曲。




 前エントリの意気込みはなんだったのかと言いたくなる開催日前日の更新に我が事ながら戦慄しつつ、幻想音楽祭参加サークル紹介シリーズ第二段はKalmeRi名義でM3-2018春リリースされた「急転直下アメアラレ」の感想です。サークルとしてはレマノルドさんが主催されている「絵に描いた城」ですね。こちらの名義で、幻想音楽祭では「C24」スペースに位置されています。現時点(3/1 21:30)で幻想音楽祭に向けた宣伝的な情報が一切出ていないので、「急転直下アメアラレ」が頒布されるのかぶっちゃけわかりません。

 これ、実は自分は春のM3では察知することができず、秋に向けた情報収集の中で同人音楽初心者の雑記様の感想記事で出会うことが出来たものです。本当にありがたさしかない。こちらで取り上げられてるとなると最早自分の感想なんて何の広報にもならなさそうな感もありますが、それでも筆を執りたくなる作品ということでひとつ。

 ■KalmeRi 「急転直下アメアラレ
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1.白昼のDrama
2.突然の荒れ模様
3.Miranda
4.天使の逆撫で
5.アンブレラ
 まず、全曲通して言えるのがメロディのよさ。特に後半3曲目から顕著に感じられるフックのある個性と、それだけにとどまらず、素直にいいなと思えるキャッチーさを備えていると思います。更に言うと、メロディに乗せる歌詞のワーディングが個人的に刺さるのと、狩太郎さんの中性的なボーカルもとても魅力的。

 1曲目、『白昼のDrama』。冒頭はゆったりとしたピアノバラード。他の曲に比べて音数が少ない分、メロディの美しさが際立ちます。ただ歌詞も意識して聞くと、単にお綺麗なだけの曲ってわけではないんですよね。本当に収録されてる5曲に物語的繋がりがあるかまでは考察しきれて(1,2曲目は関連ありそう…)ないですが、自らの狂気や正義を問いかける「僕」にこの先の物語の始まりを提示するような詞と、ラスト、パァッと視界が開けていくかのようなアウトロで2曲目へ繋がります。

 2曲目、『突然の荒れ模様』。1曲目ラストの空気感をそのまま引き継ぎつつも壮大なアレンジで、ついに物語が始まったな…という感覚が得られます。(というか最初流して聞いてるときは前曲とあわせて1曲だと勘違いしていました。何でかって言うと、1曲目の主旋律の裏で繰り返されるメロディが2曲目でも続いて使われているんですよね。)この曲で特に好きなのが、美しいメロディのまま駆け上がった最初のサビが終わった後のややカオティックなピアノ部。ここまで徹底的に美しかったものがここで急に崩れることで、曲タイトル通りの波乱や展開が想起されるのたまらんよね・・・。

 3曲目、『Miranda』。この曲で一気に雰囲気変わります。開幕から全編通して音数の多い、カオスで激しいメタリカルな音色。主張の強いベースに耳を傾けると楽しい気持ちに。二番Aメロ半ばの間奏部でギターのリードから一転、『水素吸って吐いて ベランダを見たんだ』あたりでピアノリードに切り替わって、その先ベース・ドラムの音が段々と重なっていくとこが好き。後、自分が普段どういう文化で生きているかを痛感するだけなんだけど『電子世界じゃ 無限に草が生えて』って詞はめっちゃ耳に残るよね…。

 4曲目、『天使の逆撫で』。自分にとってはこの曲が白眉。3曲目からまたグっとシフトチェンジして、チェンバロとピアノがリードするクラシカル且つリズミカルな曲調。ゆったりとした三拍子に乗せられた歌メロが最高で冒頭で総括した独特で魅力的って感想の代名詞になるような一曲かと。詞の言葉のチョイスがとても良い(耳障りが良く)て、これがメロディを更に引き立てていると思う。ボーカルの怪しげな雰囲気も好き。

 5曲目、『アンブレラ』。ボーカルが急にあっけらかんとしたものに変わってビビる。4曲目に続いて三拍子なのですが、ギターがしっかり入るのもあって雰囲気全然違いますね。とにかく強烈に耳に残るキャッチーなサビメロが印象的。あと、うまく分析できてないんだけど、この曲を聴いていると何故か「ぱっちりひつじ」さんを思い出す箇所がある。なんでだろう。曲調に反してまったく明るくない歌詞とか、ちょいちょいバックでアンニュイなメロディが入るところとかだろうか。

 #ちなみに冬コミ行けなかったので新譜の2ndアルバムの紹介ができませんが「ぱっちりひつじ」も抜群におすすめです。幻想音楽祭にも「B27」スペースで出展されるらしいんで、是非是非。って、調べてみたら新譜から一曲フルでPVが投下されてますね…。こう改めて聞くと似てない、というか似た雰囲気の曲が他にあったに違いない多分。

■ぱっちりひつじ「ご・アマーモス」

 

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