たまりませんなこれは…まだじっくり聴けてないんだけど、歌詞ちゃんと見ながら聴けたやつなんかもうね…ほんとたまらん。一曲目とか、プレで聞いたときはまたなんか違うことやりだしたなぁぐらいの気持ちでしたけど、結局一曲目の曲調とか、ほかの収録曲とか、これまでの曲もそうなんだけど全部に蓋然性があるんですよね。物語の要請に従って、その場にバシッとマッチするものが描かれているから、新しいことやっても違和感ないし、これだって思える。これが陛下に対する安心感なんだろうなぁ。

しかし今回は10周年事業の一環ということもあるんだろうけど、よくこんなもん作ったわという気持ちです。「解釈は皆さんの自由です、答えはあなた方一人一人ずつあります」ってのは、言葉だけなら(音楽に限らず他のアーティスト含めて)幾らでも見てきたけど、それの為に一つ作品を用意するってのがまた、凄いところだなぁと。ほとんど公式二次創作、公式スピンオフといった趣ですよね。地平線にはこんな可能性もあるんだぜ? もっと自由にこの世界を楽しんでいいんだぜ? って、こんな伝えられ方したら、燃える人は燃えちゃったりするんじゃあないでしょうか。同人音楽界の次の流れの中に、"サンホラみたいな物語音楽"ではなく"サンホラの新解釈、別地平線、二次創作"みたいなのが出てきたりして…。これまでは、既存曲のメロディ使っちゃったら、どうやったって叩かれるの分かってるからって、そこまでは踏み込めなかったところとかあるんじゃないかなーと。まぁ普通にやったらRevoメロディーに負けちゃうでしょうけども。

今作は全体の作りの関係上、音楽よりもストーリーテリングに重きが置かれてますよね。だからかわかんないけど、いつにも増してミュージカル感が増してる気がします。音楽面でのフックはやっぱり既存曲が強いかなぁという印象。まだ聴き込めてないから、知ってるメロディーの方が耳に入るだけかも知れませんが。これは25日のコンサートまでにもっと聞き込まなきゃなぁ。

あと、今回の作りを、使いまわしと捉えるかどうかは地味に踏み絵感がありますよね。(ちょっと言葉が強過ぎるかもしれないけど…。)10周年記念事業の一環だから、これも一 つの形だよなぁという感じで、自分の中では整理されてます。あと、パッと聴いて繋がりが感じられないことには、今作って成り立たないしなぁ、とかとか。

というわけで雑感雑感。26日のM3の試聴もしたい、でも25日のコンサートまでに世界観掴んでおきたい、そんなハザマでゆらゆらと揺れておるところです。スケジュールがタイトすぎる^^;